TFT液晶とOLED液晶について
iPhoneの画面には長らくTFT液晶(一般的な液晶)が使われてきましたが、iPhone X, XS, XSMax以降の機種ではOLED(有機EL)液晶が使われています(XR, 11無印, SE等除く)。
これらの違いについては多くのサイトで説明しているため詳細は他に譲りますが、OLEDはTFTに比べて消費電力が低く、黒は発光しないのでコントラストが鮮やかというメリットがある一方、高価で製品寿命がやや短く、焼き付きしやすいというデメリットもあります(価格以外はほとんど気にしなくていいと思いますが)。
当店で仕入れることのできるOLED液晶パネルには、さらにハード・ソフトという種類があり、ソフトの方が純正品に近く、薄く軽く画面も広いとメリットが大きいです。ただしソフト液晶はOLEDの中でもさらに高価になります。
TFT液晶はいつもほとんどの機種で在庫を持っておりますが、OLED液晶で現在在庫しているのはXのハードOLED、XSおよびXS MaxのソフトOLEDです。いつもハードとソフトの両方を仕入れることはできない上、仕入れ価格もよく変動いたします。よってOLEDパネルへの交換は時価とさせていただいております。また、1~2日お待ちいただいてからの修理となる可能性もございますのでご了承ください。
当店での価格は、OLEDのハードパネルへの交換は標準にプラス4,400~5,500円、OLEDソフトパネルへの交換はさらにプラス1,100~2,200円を見ていただけるとよいかと思います。
「せっかくOLEDが使えるのだからOLEDに換えたい、修理で質を落としたくない」という考え方もあれば「もうそんなに長く使わないからTFTでいい」という考え方もあるかと思います。OLEDパネルへの交換ができる機種についてはご提案させていただきますので、高性能機種の修理の際にはぜひOLEDパネルもご検討ください。