ハードOLED液晶パネルの取扱終了について
当店では、iPhoneの液晶パネル(画面割れ)の修理につきまして、以前はもっとも低価格なパネルであるTFT液晶(incell)パネルと再生パネル(ガラス以外を中古iPhoneから移植したもの)の他に、2種類のOLED(有機EL)パネルを扱っておりました。
一方はソフトOLEDというもので、iPhone X以降のほとんどの機種で使われており、衝撃や曲げに強い柔軟で高性能なパネルです。もう一方はハードOLEDという、名前の通り硬く割れやすい材質の有機ELで、Android携帯によく使われています。Android携帯はバッテリーの交換等を裏蓋を開けて行うものが多く、画面割れ以外ではiPhoneのように液晶パネルをこじ開ける必要がない機種が多いためあまり問題にならないのです(たまに例外があり、どう注意して開けようとしても割ってしまうこともありました。Androidの機種で、そのようなつくりであると分かっている場合、修理をお断りする場合がございます)。
当店では、以前よりハードOLEDのもろさが問題になるだろうと予測し、ハードOLEDパネルの仕入れを中止し、在庫処分とさせていただいていました。もちろん、通常のincellパネルより高性能な部分も多いので使用は続けておりましたが、incellパネルと同価格での提供とし、残りはiPhone XS Maxと11 Proのみとなっていました。
このたび、ハードOLED液晶パネルで修理したiPhone Xにおいて、外側のガラスが割れず内部の液晶のみ割れるという症状がみられたため、無償でincellパネルに交換するとともに、残ったハードOLEDパネルの扱いを終了し、廃棄することといたしました。
部品の品質については細心の注意をいたしますとともに、自信をもって提供できる部品のみを仕入れるということをこれからも目指してまいります。今後ともご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。